こんにちは,油谷です.
2017年12月12日から2017年12月14日の間に,自分初の国際会議に出席するため,カンボジアはプノンペンまで行ってまいりましたので,その報告を書きたいと思います!
会議の名前は,ACIS2017(The 6th Asian Conference on Information System)というカンファレンスで,6回目に当たる今回は,カンボジアにて行われました.
また今年度は,本学大阪府立大学と,カンボジアの王立プノンペン大学,そして一般社団法人電気学会の協賛によって開催されました.
この学会,名称が「Information System」というえらくざっくりした名称で,実際に発表される内容としても機械学習や自然言語処理,データサイエンスを始め,機械設計(ManufacturingやProcessingなど)分野など,計算機システムを絡めていればなんでもあり,といった感じで,普段の自分の所属学会などでは聞けないような発表を聞くことができました.ではそれらの詳細を以降に書くとしましょう.
開催前夜(2017年12月11日)
自分は会議開催の前日に現地入りし,ホテルへのチェックインとカンファレンスルームの下見をしていました.
Uberで車を捕まえ,空港から約1時間ほど行ったところにそのホテルはありました.
そこはなんと驚きの豪華ホテル,SOKHA Hotel & Residenceという4つ(5つ?)星ホテルでした!
すごく正直なことを言うと,今回の会議はカンボジアでの開催ということで,ホテルは多少我慢の必要がある部分があることを覚悟してきていたのですが,どっこい,なんの不満もない,自分の家よりも豪華な感じの場所で,会議と関係ないことにいきなり感動させられるという幕開けに同様を隠しきれませんでした.
豪華な玄関をくぐり,中に入ると,そこには巨大なクリスマスツリーが.
驚きが収まらないうちに受付を済ませ,自分の部屋へ.
Wao!
一人部屋にしてはあまりにも大きな一室に再度驚嘆しつつ,会場の下見に向かうのでした.
先生方がせっせと準備されておられるのをよそに,会場を軽く見せていただきました.
うん,なかなか広くてキレイです.自分は最終日に発表なので頑張って練習しよう!
ってな感じで,あとはイタリアンを食べて一日が終わりました.明日から会議が始まります!
1日目(2017年12月12日)
ACIS2017,1日目.スケジュールはこんな感じ.
Opening Ceremony にRethy CHHEM氏の非常に興味深いKeynoteが続いたあとは,一端Coffee Breakを挟んでオーラルプレゼンテーションセッションの開始です!
自分は基本的にRoom1の方にいました.NLPも面白そうだとは思いましたが,せっかく今回の会議は多様な研究分野の方が来られて,自由に質疑させていただけるのだから,自分が全く知らない分野をできるだけ聞こうと決めていました.
結果,全くわからないIndustrial Applicationというセッションや,Machning & Manufacturing Systemなどの産業・生産システム系(?)の発表に入り浸らせていただくことになりました.
実際,発表を聞かせていただいても,ドメインの専門用語などは中々掴めないなどで,その内容を完全に理解することはできませんでしたが,どの研究も非常に興味深く,そのアプローチや研究手法などは,我々が普段行っているものとは異なっており,知見を広げるいい機会となった気がします.
あと,今回の会議に参加するにあたってもう一つ決めていたことがありました.それは,1セッション中で最低1回以上は質問をするというルールです.せっかくアジア人(ほとんど日本人とカンボジア人)が集まって話をするわけですから,多少間違っても,とにかく英語の質疑応答の経験を積みたいという思いがありました.
今後のステップアップに向けて,小さな1歩にするのにはとても都合のいい場所だと思っていたからですね.
実際,質問をしようと思いながら聞いていると,なんとなくその研究の本質はなにかということを考えながら聞ける気がして,集中できた気がします.(気のせいかもしれませんが笑)
自分の出す(英語もドメインも)素人質問に対して,みなさん丁寧に答えてくださり,セッション後のランチでもしばらく研究について語らせていただくことができ,とても充実していました.
そんな感じで自分のはじめての国際会議の1日目はWelcome Receptionを残すのみとなりました.
はい,とても安定感のある豪華さでした(笑)
てな感じで1日目は終了です.豪華なホテルの部屋で数回の練習と,林先生に発表を聞いていただき,寝ました.
2日目(2017年12月13日)
2日目も1日目同様,セッションに参加しました.自分の参加したセッションでは,質問するよう努めました.
Keynote Speakerは大阪大学の前川先生で,センシングデバイスを専門に扱われていらっしゃるようで,用途など,非常に興味深い分野だと感じました.
バンケットでは,カンボジアの伝統(?)の踊りをRUPPの学生が踊ってくれたりして,ホテルの屋上からのきれいな景色と笑い声の絶えない賑やかな場でした.
が,自分は正直このときには,次の日の発表に向けてかなり緊張していました(笑)いや,笑えないくらいには(笑)
少し早めに部屋に戻らせていただき,満足するまで練習した後,いつもより早めに床につきました.
3日目・最終日(2017年12月14日)
最終日,ついに自分の発表の日です.自分のセッションはお昼からのEducational Method for Active Learning2のセッションで,朝からドキドキです.
何度もイメトレはしていても,大勢の前で実際に発表する練習はできませんでしたので,いかがなものか.
緊張をごまかすためにも,頑張って質問は考えました(笑)
午前中の発表の中には,谷野先生の発表もあり,ここではじめて先生のご研究を伺うことになりました.谷野先生,これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
言っている内に自分の番です.
別に失敗したから何というわけではありませんが,やはりはじめての場で大失敗は流石に一生もののトラウマですし,今回はある程度成功させていと思って望みました.
めちゃくちゃ緊張しました(笑)ものすごい汗出てきましたね.ジャケット脱いどけばよかった...
途中でセリフを忘れて,その場で考えて喋っている場面があり,発音も練習で意識していたことを忘れたりと,個人的には結構散々な感じでした.
予定していた23分弱より早い,21分半程度で終わり,質疑応答です.
かなり確信をついてくる質問をいくつもいただきましたが,自分のPoorな英語スキルでどこまで伝えられたかわかりません.
瀬田先生にフォローを入れてもらいつつ,なんとか時間終了という感じでした.
質問者は皆さん日本人でしたので,恥ずかしながら,後ほど日本語にてディスカッションさせていただきました.
聴講くださった皆様,質問を下さった皆様,この場をお借りして再度御礼申し上げます.
動画を取っていたので見返してみても,反省の多い会でした.ただ,途中で何も離せなくなると言うようなことはなく,自分なりにちゃんと自分の研究を理解していたつもりだったので,最悪の事態は免れたことはよかったかなぁくらいには感じています.
Closing Ceremonyを終え,後は気楽にプノンペン散策.友人を連れてセントラルマーケットに行き,特に何を買うでもなくブラブラして,疲れが限界に来たのですぐに寝ました.
といった感じで,自分のはじめての国際会議ACIS2017は幕を閉じたのでした\(^o^)/
まとめ
この学会自体は,自分の今後のキャリアにとっても,非常に良い発表の機会となりましたし,ここで出会えた方々と,これからも交流を深めていきたいと思える,良い場になりました.
ただ,残念なことに,いろいろな都合によって,来年度以降の開催は未定とのこと.
自分にとっても,後輩たちにとっても,このようなチャンスをたくさんいただけることに感謝しつつ,より良いパフォーマンスを発揮できるよう,今後とも,精進していきませう!
先生方,いつもありがとうございます!これからもがんばりますのでよろしくお願いいたします!
それでは皆さん,少し早いですが,良いお年を!
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油谷知岐